神社での七五三撮影で子供の機嫌が悪いときに周りの大人ができること
出張撮影カメラマンの織田隆一です。いつもブログを読んでくださりありがとうございます。本日は機嫌の悪い子供たちへの大人の対応といった話です。七五三撮影を検討している親御さんやカメラマンの皆さんに役立つ内容となっておりますのでぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです。
1.最終的にどんな写真を残したいのかを考える
七五三撮影でお子さんの機嫌が悪くなってしまった時に、まず意識することとして、最終的にどんな写真を残したいのか?を考えることです。目の前で起きている最悪の状況を見ながら、周りの大人たちの心はザワザワ。イライラ。そして出てくる言葉は「ちゃんとしなさい」。
いつの間にか七五三のおめでたい雰囲気がいっぺんに吹き飛んでしまいます。< 七五三の写真は一生残る写真となります。どんな写真を残したいのか?まずはそれを考えて、そこに近づくために周りの大人は何ができるかを考え行動することが重要です。
2.子供の気持ちに寄り添う関わり方を
とは言っても、一度感じてしまったイライラした気持ちを抑えることは至難の業です。イライラして「ちゃんとしなさい」という言葉が出てしまうのも仕方がありません。しかし、ここは1の最終的にどんな写真を撮りたいかに意識を集中しそのための効果的な関わり方をすることです。
そこでまずは子供の気持ちを受け止めることから始めます。 受け止めるということは、理解する、受容するということです。我が子の姿をありのままに受け止める。それが子どもの気持ちに寄り添う第一段階になります。次に子供にどんな気分なのか、気持ちなのかを尋ねます。
さらに第三段階はその気持ちを充たすためにどんなお手伝いができるかを尋ねます。 少々面倒くさいプロセスですが、こうすることで子供の気持ちを周りの大人は受け止めているという雰囲気づくりができます。この受容された雰囲気がどれほど子供にとって安心材料になるでしょうか。
3.楽しく過ごせる撮影空間を作る
受容された撮影空間づくりができたら半分は準備が整ったようなものです。そこで次の行動としては、楽しく過ごせる撮影空間を作るということです。子供の好きなこと、好きなもの、好きな人が必ずあります。それらのことで会話をしたり、遊んだりすることは子供にとって楽しい時間となるでしょう。
アシスタントさんや周りの大人たちの協力も得ながら楽しく過ごせる空間を作りそこで出てくる表情をカメラマンは狙ってとっていきます。笑顔が撮れれば周りの大人たちも安心し心もより穏やかになるでしょう。そして家族写真へと展開していき、最終的に家族の笑顔写真が撮りたければそのゴールにたどり着くことができるでしょう。
4.まとめ
このようなプロセスは私自身の数多くの経験によってセオリー化されていて、機嫌の悪い子どもたちを撮影する時によく用いる手法です。七五三の写真撮影は本当に一生残る写真です、泣いている顔もその時の我が子として撮りつつも、途中より持ちをしながら最後にはゴールにたどり着きたいものです。今回の内容が参考になりましたら幸いです。
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