大國魂神社で七五三出張撮影はできる?
大國魂神社は府中駅から徒歩5分のところにあり交通の便にも恵まれた神社です。
最近は本殿回りの境内での撮影が禁止になり、参道のみでお撮りする形で撮影をお受けしています。
今回は問い合わせの中でも多い大國魂神社で七五三出張撮影について解説したいと思います。
参道での撮影は可能
七五三参拝でご家族からご依頼があり実は本日行ってまいりました。
あらかじめお客様からカメラマンが同行するということを神社にお伝えいただいていたのですが、
撮影確認も含め撮影前にご挨拶に行くと女性スタッフの方が優しく対応してくれました。
「参道でのみお写真を撮ることは可能です」ということでした。
撮影許可、事前確認は必ず
カメラマンに撮影を依頼する前に、日程が決まったら神社さんに連絡し出張撮影カメラマンが同行することを伝えましょう。
参道でのみ撮影できることはわかってはいますが、突然ルールが変わることもありますので念のため撮影の際の注意点を伺っておいてください。
参道撮影の注意点2つ
今回ご挨拶した際には参道撮影での注意点として次の2点を話してくださいました。
- 参道の石畳の上に三脚を立てて撮影しない
- 大がかりな機材の持ち込んでの撮影はしない
1の三脚を立てないということは他の参拝者の通行の邪魔にならないようにということと
そして場所を占領して撮影しないようにという意図がありますね。
結構前になりますが神社の方とお話ししたときに
「三脚を立てて長時間撮影していたカメラマンがいて困った」
と聞いたことがあります。
2の大掛かりな機材を持ち込まないということは
まずは危険の回避ということと、他の参拝者の通行を妨げないという意図がありますね。
ライトスタンドを立ててカメラマンの立ち位置から離れたところからストロボを光らせて撮るカメラマンにいるんです。
普段スタジオとかでそうやって撮ってるから、ロケでもやっちゃってるんだと思います。
他の神社でしたが実際に私も目撃しています。とても危険です。
正中での撮影は控える
大國魂神社の参道で撮影するうえで気を付けなくてはならないことが実はもう一つあります。
それは撮影をご依頼するご家族にもご理解いただきたいことなのですが
参道の真ん中「正中」(神様の通り道)で撮らないことです。
神職の方は正中をとても大切にしておられます。
基本的には私も正中での撮影はなるべく控えていますが、
「手短に」や「大丈夫ですよ」と言ってくださる
神社さんもあるので確認しご厚意で撮らせて頂いています。
確認しておけば不安な気持ちで撮影することもなく
神職の方に不快な思いをさせることも防げますね。
今回も久しぶりだったので念のため女性スタッフの方に尋ねたのですが、
「正中での撮影は控えて斜めからお撮りください」とお話しされました。
お客様も真ん中を通らずに石畳の端の方を通ったり、
砂利の方に立ってくださったので
とても助かりました。
石畳は他の参拝者もたくさん歩いていますからね。
神社は撮影セットではない
神社仏閣で七五三の撮影をする人が増えていますが
撮影セットではありません。
そこを理解していないととんでもないトラブルを起こしてしまいます。
神社仏閣は宗教施設。お祈りの場です。
神社カメラマンさんとも良い距離感で撮影
大國魂神社では七五三撮影プランも行っていて
神社の婚礼カメラマンさんが境内で七五三の撮影を行っています。
今回私がお邪魔したときも七五三のご家族を神社カメラマンさんが撮られていましたので、
すれ違う時に、「お疲れ様です」「邪魔な時は声かけてくださいね」
と一言お伝えし挨拶をしました。
神社撮影カメラマンが増え、同じ境内に何人もの
カメラマンがいるという状況も増えてきましたが
こうして挨拶しておくことで良い距離感を作ることが可能ですし
譲り合いながら撮影をする空間はみんなで
七五三をお祝いするような温かな空気感が漂うと思うのです。
神社撮影マナー講習会受けてますか?とカメラマンに聞いてください
神社で撮影するカメラマン向けの講習会を開催しています。
もし七五三・お宮参り撮影をカメラマンに依頼する際は
「マナー講習会受けてますか?」と尋ねてみてください。
もし受けていれば神社さんや他の参拝者に配慮した撮影ができる方だと思います。
神社撮影マナー講習会はこちらで募集しています
神社撮影マナー講習会
七五三の本来の目的に沿った撮影を
七五三は子供たちの成長への感謝とさらなる成長の祈願をする人生儀礼のひとつとされています。
本来の目的は参拝ですので過度な演出をした撮影は避けた方がいいでしょう。
神社は写真を撮る場所ではなくお参りをする場所なのです。
お参りを第一に、お子様やご家族の参拝の様子や自然な笑顔を撮ることを心がけましょう。
府中市出張カメラマン 織田隆一
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