七五三やお宮参りでカメラマンに撮影を依頼する出張撮影がとても人気です。
しかし、一部カメラマンの撮影行為によって撮影禁止になる神社が増え、また何らかの対策を講じている神社も増えています。
そこで今回は撮影禁止の原因となっている
カメラマンの神社撮影マナーについて
解説をしていきたいと思います。
<目次>
- 神社撮影経験のない初心者カメラマンの増加
- 撮影禁止になるカメラマンの行為
- 神社とカメラマンの認識の違い
- まとめ
神社撮影経験のない初心者カメラマンの増加
昨今ママフォトグラファーや副業カメラマンの急激な増加に伴い
神社撮影経験のない初心者カメラマンがお客様から依頼を受けて七五三やお宮参りの撮影をする機会も急激に増えています。
急激に増加している背景には
- 趣味だった写真を仕事にしたい
- 好きなカメラで稼ぎたい
- 副業で稼ぎたい
- カメラ1台で気軽に始められる
など資格がいらずすぐにでもカメラマンを名乗って始められる気軽さに理由があるのではと思います。
撮影禁止になるカメラマンの行為
七五三やお宮参りの撮影を神社で始めて行うカメラマンに声をかけて
神社での撮影マナーを知っているかを尋ねてみると
ほとんどの人からあいまいな答えが返ってくる
例えば
- 撮影前に神社の職員に挨拶をすること
- 撮影時声のトーンは控えめにすること
- 撮影場所に他の方が来たら速やかに移動すること
- 撮影禁止の場所に入って撮影することを控えること
- シャボン玉などの小物の使用は控えること
- 神社の備品を勝手に移動しないこと
- 他の参拝者に対して邪魔だからと排除しないこと
- 神社内での撮影者としてふさわしい服装を意識すること
などを守れずに神社の職員や参拝者を不快にさせる行為がまさに
撮影禁止や規制が厳しくなる要因になっています。
神社とカメラマンの認識の違い
カメラマンにとって神社は七五三やお宮参りの和装とよくマッチする撮影背景や
撮影セットとして捉えていることが多いです。
しかし、神社職員からすれば神社は神様に対して祈願する場所であり宗教施設
地域の人々が安心して参拝できる場所であり
その敷地は無料の撮影セットではないという認識です。
この認識の違いがあるということをカメラマンが知る機会はほとんどありません。
ですから今後の課題としては神社撮影マナーを知り
カメラマンが神社職員や参拝者の気持ちに配慮した撮影ができるかどうかになると思います。
まとめ
今回は「今神社撮影マナーが問題化している件について」を解説しました。
問題化している理由と今後の課題を知るきっかけになったのではないでしょうか。
神社撮影マナーの知識はなかなか得られにくいのが実情です。
初心者カメラマンが神社撮影マナーに対する理解を深め
より良い撮影を行っていくためにもマナーに対する情報発信が必要と思い
【神社撮影マナー講習会】を毎月開催しています。
→→講習会はこちらから参加可能です←←
【出張撮影カメラマンの行為が要因となって撮影禁止、制限を設けている神社仏閣(東京都)】
府中市・大國魂神社、杉並区・大宮八幡宮、目黒区・大鳥神社、江東区・亀戸天神、港区・芝大神宮、港区・愛宕神社
この記事を書いた人
「笑顔写真館」織田隆一
出張撮影15年、今まで1万人以上の子どもたちの笑顔を撮ってきたカメラマン。
七五三やお宮参りなど神社出張撮影や公園で行う家族撮影会を随時行っている。また神社関係者とのつながりを持ちながら、撮影禁止神社仏閣が増えていかないための「神社撮影マナー講習会」を毎月行っている
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