【七五三・お宮参り神社ロケ撮影で撮影禁止の寺社はまだまだ増える】
亀戸天神社、千葉稲毛浅間神社が相次いで出張撮影カメラマンによる境内での撮影禁止(提携写真館のみ可)を表明し次はどこ?と心配する中、鎌倉宮(鎌倉市二階堂154)も撮影禁止をHP上で表明しました。
ファミリースタイルフォトでは神社関係者さんのとのお付き合い(七社神社・福徳神社・寄木神社)や、撮影時に訪れた寺社の職員の方へのリサーチ、秩父の今宮神社宮司さんとの対談で頂いた言葉を真摯に受け止めながら神社撮影マナー講習会を開催しています。
止まらない撮影禁止の連鎖
撮影禁止の理由は明らかで神職の方の理解を得られないカメラマンの過剰な演出、神事を妨げる行為、さらに他の参拝者とのトラブルが原因です。
トラブルを引き起こすカメラマンの特徴
- 撮影経験が長く自分の撮り方にこだわりを持っている人
- カメラマン初心者で神社のルールやマナーのことを全く知らない人
主にこの二種類のカメラマンが理解を超えた行為をしているわけです。皆さんが撮影を依頼するカメラマンはそういう人ではないですか?もしこの2種類のカメラマンに依頼するなら、撮影当日トラブルが起きる可能性があります。依頼時に神社のルールやマナーについて一定の知識や理解のあるカメラマンかどうか尋ねてみましょう。
トラブルの例
例えば七五三用の写真スポットのために神社が準備した看板を勝手に移動する、一か所を数分から数十分占拠して撮影、ご祈祷中社殿の外でにぎやかに撮影、シャボン玉を境内で飛ばす、映り込む家族を排除したり文句を言う、神社に挨拶もせず写真だけ撮って帰る、備品を壊す、狛犬などの建造物に登る、荷物を置きっぱなしにする・・・・事例とすればまだまだあります。
トラブルを防ぐための神社側の対策
- 許可制にする
- 誓約書を書かせる
- 受付制にして腕章をつけさせる
- 提携業者以外撮影禁止にする
神社側の本当の想い
すべての人が安心して参拝できる場所であり、カメラマンに対してはご家族の記念となる良い写真を撮ってあげてほしいというのが、神職のほとんどの方々が持っている想いです。そのためにカメラマンを受け入れているわけです。しかし、その想いを裏切るカメラマンや参拝者の行為が神職の方々の頭を悩ましています。
私たちカメラマンにできることは何?
このような状況が見え始めた5年前から、寺社とのより良い関係を築きながらお客様のニーズにこたえるために、神社撮影のルールやマナーについてカメラマン同士の情報交換の場をフェイスブックで作りました。
神社によってのルールやしきたりの違いを皆で共有し神様に粗相のない撮影をしよう、他の参拝者に対しての迷惑行為を防ぎ気持ちよく参拝しようとマナー講習会も毎月企画して300名以上のカメラマンが参加しました。
当初はなかなか理解は得られませんでした。ベテランカメラマンであればあるほど、自分の考えや価値観が強かったり、他人事と考える人が多いのです。
制限のある中で良い写真を撮るのがプロ
秩父今宮神社の宮司さんが対談の中でこのような言葉を教えてくれました。自分の中でストン腑に落ちる言葉でした。神社は写真のための撮影スポットではなく宗教施設。そこには神社のルールやしきたりがありそれを無視しての撮影はできないわけです。そこを見誤って撮影すると誰かが悲しむことになるということです。
月一回のマナー講習会にご参加ください
寺社には様々な人々が参拝に訪れます。理由もそれぞれで病気の回復を願う人、出世を願う人、家族の無病息災を願う人、子どもの健やかな成長を願う人、良縁を願う人など様々です。そんな参拝者に不快な思いをさせず、皆が優しい気持ちで参拝できる。そのために神社撮影のルールやマナーの知識を学ぶことはとても重要なことではないでしょうか。
神社撮影マナー講習会とは
講習会では以下のようなことを学びます。
- 神社仏閣撮影の現状と課題とは?
- なぜ撮影禁止の神社仏閣が増えているのか?
- そもそも神社とはどんな場所?
- カメラマンとしての心がけと立ち振る舞いとは?
- 他の参拝者への配慮が必要な理由とは?
- 七五三撮影の基本的流れと注意点とは?
講習会参加者には講習会参加証をお渡ししています。撮影の際に神職の方にお見せして「マナー講習を受けて来ました」とお伝えください。
神社撮影マナー講習会に参加方法
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