「笑顔を引き出すのが上手」と言われる理由を大公開
世田谷の出張撮影フォトグラファーの織田です。
子供や家族写真の撮影をご依頼いただく際に
「笑顔を引き出すのが上手ですね」と言われることが多いです。
「プロですから」と答えると、「すごいです」って言って頂けてとてもうれしいです。
今日は世田谷区で先日撮影した2歳のお子様の笑顔を引き出したプロセスを
公開したいと思います。
パパやママがお子さんの写真を撮る時にも使えることですのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
- 第一印象が大事
- 人見知りは落ち着いて
- お子様の希望を聞く
- 楽しいと感じれる遊び
- お子様のペースでじっくりと
- 思わず笑ってしまうアクション
第一印象が大事
撮影場所には30分前には到着して撮影の準備をします。
カメラの準備と共に、今日はどんな子が来るのかな?と前情報を確認しながら
頭の中でファーストコンタクトをシミュレーションします。
元気よくあいさつしたほうがいいのかそれとも優しく穏やかに。
この日は、極度の人見知りと聞いていたので、優しく穏やかに
「こんにちはー」と手を振りました。
案の定真顔で固まりました(笑)
人見知りは落ち着いて
そこでまず大事なことは自分が落ち着くことです。
ついつい何とかリラックスさせなくてはと
「キャラクターもの」を使ってぐいぐい行きたくなりますが
それは逆効果なのでボールを二つ出しました。
お子様の希望を聞く
赤いボールと黄色いボールを見せてどっちがいいと聞くと
怖がりながらも赤いボールを選び掴みました。
ここで大事なことは自分で選ぶことです。
時間がかかっても自分で選ばせます。
いきなりは難しいので、お子様の前でボールを投げて見せます。
そのうえでどっちがいい?と聞きます。
楽しいと感じれる遊び
赤いボールを選んだところでもう一つの黄色いボールをパパに持ってもらい
お子さんの足元に投げてもらいました。
すると人見知りで固まっていたお子様がそのボールを拾って
パパのほうに投げ返しました。
それを何度もやってもらい、赤いボールと黄色いボール
二つを何度も何度も投げているうちに人見知りだったお子様の
顔に笑顔が出てきました。
お子様のペースでじっくりと
時折出るお子様の自然な笑顔を撮っておこうと、望遠レンズを使って
離れたところから狙うと目線を外した自然な笑顔が撮れました。
この状況が続けばお子様も自分のペースで遊べることを感じて
気持ちも上向きになります。
思わず笑ってしまうアクション
いい感じでリラックスしてきたところで、家族写真です。
今回はボールにお子さんが関心があったので
お子様が遊んだボールをもらって思わず笑ってしまうアクションを見せました。
ボールを自分の頭上に投げて頭の上にポンと落ちてくる。
「痛っー」と言うと人見知りのお子様がゲラゲラと笑い始めました。
ゲラゲラと笑うお子様につられパパやママも一緒に口を開けて笑いました。
これを何度もやってパパやママの表情もよくなったところで
カメラを見てもらってカメラ目線の笑顔写真を撮りました。
この間僅か10分。
まとめ
笑わそうとするのではなく、お子様は何をすると楽しいと感じるのかを考えて
考えて考え抜いたこのプロセスで多くのご家族の笑顔写真を撮ってきました。
「笑わせる」ではなく、子どもはどのように笑うのか?それを知っているからこそ
どんなタイプのお子さんでも笑顔を引き出すことができるんですね。
ぜひお子様の誕生日に笑顔の家族写真を残しましょう。
世田谷で笑顔写真が撮れるカメラマン 織田隆一
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