今写真の存在価値が分からなくても

昨日から写真の価値について思いついたことをいろいろと書いています。

今日は写真の価値はその時に分からなくてもあとで分かる時が来るかもしれない、というお話しです。

中学生や高校生の頃、自分が写っている家族写真を見るのがとても嫌だったのを記憶しています。

どこかに行ったときの写真や記念の写真。

それはなぜだったのでしょうか。

何か理由がありそうです。

よく考えてみるとやはり親子関係にあったような気がします。

私は親が好きではなかった。

だから親が一緒に写っている家族写真を見るのが嫌だったのかもしれません。

そんな自分が写真を撮るカメラマンという仕事をするようになったのですから人生というものは不思議でなりません。

今、昔の写真を見たいなぁと思う時がありますが実は残っていないのです。

なので写真を見ながら過去を振り返ることが出来ません。

かすかな記憶をもとに、小さいころを思い出そうとしても今一つ思い出せないことがあります。

そういう時、「写真があればなぁ」とつくづく思うのです。

写真の価値はその時に分からなくても何十年も先になって気づくこともあるのですね。

だから、しっかりと家族の写真を残しておきましょうね。