子供と家族の写真撮影で年間1000人以上の子供を見ていますがいろなタイプの子供がいます。

中には極度の人見知りちゃんもいますし、人見知りがまったくないのかなと思うくらいの子供もいます。

このふり幅にどう対応するのか、多くのカメラマンが経験していてそこを解決するためにはどうすればいいのかをよく聞かれます。

今回は人見知りちゃんのメカニズムと撮り方を考えてみます。

という私も実は人見知りでした。

うっそーと言う人もいると思いますが本当です。(笑)

ここに興味深い人見知りに関する研究があります。

http://tg-uchi.jp/topics/1036

人見知りは「怖がり」の傾向はありますが、最近の研究では「怖がり」と「接近」(近づきたいけど怖い)という「葛藤」が原因ではないかと言われています。

興味深いのは人見知りちゃんは人見知りが弱い子と比べて相手の目の部分を長時間じっと見ている傾向があること。

さらに、相手がよそを見ている横顔をじっと見ている傾向があること。

これは相手に対する興味関心が強いことを示すと思われます。

しかし、相手からじっと見られると目をそらす。

興味関心が強くてもじっと見られると怖い。

このことから、近づきたいけど目と目を合わせると怖いとう葛藤状態「人見知りスイッチが入る」のが分かります。

「人見知りスイッチが入る」こど子供には共通した行動が見られます。

「目をそらす」「泣く」「ママやパパにしがみつく」。

そんな人見知りちゃんに対して今まで私がしてきたことのひとつ

「目を見ずに子供の周りで適当に遊ぶ」

人見知りちゃんはじっと私のことを観察しているのが分かります。

そしてそのうち、自分で遊びだし、目と目が合ってもスイッチが入らずに撮影が出来るようになります。

今まで子供の脳の発達や心理、欲求、成長と言うものを意識して子供の性質や気持ちに寄り添った撮影を

してきましたが、これからもこのことを意識して子供と家族の写真撮影をしていきたいと思います。