七五三やお宮参り、子供と家族の出張写真撮影をしているカメラマンの織田隆一です。

前々回の「七五三出張撮影の質問」を読んで頂いた方から質問を頂きましたので

今回は出張写真撮影に対しての不安にお答えしていきたいと思います。

これから撮影依頼を考えている人にとって参考になれば幸いです。

子供がちゃんとしていられるか

やはり不安は「子供がちゃんとしていられるか」のようです。


出張撮影カメラマンを10年以上もやっていると当然いろんなタイプの子供たちに出会います。

元気な子、おとなしい子、子供によって性格はさまざまです。

写真撮影だからとしゃんとする子もいれば、カメラを向けると逃げたり、カメラに興味を持って「僕が撮りたい」という子もいます。

そんなカメラマンの経験から正直言いますと、ちゃんとしていられるかと言われれば「安心して下さい、ちゃんとしていられます」とお答えします。

子供写真撮影といってもいろんな撮り方があります。

カメラマンによって撮影スタイルも当然違って、とにかく決めカットだけを撮るのが得意なカメラマンもいれば

ナチュラルな表情や仕草をとるのを得意とするカメラマンもいます。

そして子供たちへの関わり方もまちまちです。

私自身はどちらかと言うと決めカットを撮るのを得意としていますが

意識してナチュラルな表情や仕草も撮っています。

それは、主にご依頼いただくママさんたちの「ナチュラルな写真を撮って欲しい」という願いにこたえるためです。

 

子供にとって居心地の良い撮影空間づくり

ここで「ちゃんとしていられる」ですが、そのためには条件があります。

その条件とは撮影時にもっとも重要なこと

「子供にとって居心地の良い撮影空間づくり」です。

もし居心地が悪ければそわそわしたり気持ちが落ち着きません。

居心地が悪い理由はいくつかあります。

怖い、つまらない、面白くない、辛いなどなど。

逆に居心地が良い撮影空間が作れれば基本的にはどんな子供でも気持ちが落ち着き「ちゃんとして」写真撮影が出来ます。

多くの場合、特に七五三撮影の場合には、当日に向けて準備をしてきたママの想いも乗っかり

いつも以上に子供たちに対するプレッシャーがきつくなったりします。

多分大人は気づいていないと思うのですが、子供たちはとても敏感です。

ただでさえ、着物を着ること自体子供にとってみれば慣れないことで、その上にプレッシャーを掛ければ当然子供の状態も下降気味になります。

そうなれば心の葛藤を「なぜ?」という行動として表現をしていくようになるでしょう。

そこを理解しておけば、写真撮影時に子供に対しての関わり方がおのずと見えてきます。

「ちゃんとできるかどうか不安」

それは、「子供がちゃんとしている時ってどんな状態のとき?」を理解することです。

すると何よりも大切なことは

「子供にとって居心地の良い撮影空間づくり」であることが分かるでしょう。

七五三の場合に限らず実は普段の生活でも同じで、「子供がちゃんとしない=荒れる」

その原因は、居心地の悪さにあるといっても言いでしょう。

どうでしょう、参考になったでしょうか?


ファミリースタイルフォトではいろんな質問にお答えしていきますので遠慮なくメッセージ送ってくださいね。