出張カメラマンの織田です。
私は東京で生まれその後まもなく父の故郷である福島県に引っ越し、そこで15年間過ごしました。四方を山に囲まれた人口12000人のちいさな田舎町。緑がいっぱいで、田んぼがあり、川があり、山があり、大自然の中で育ちました。

いわき市 出張撮影

春は桜がいっぱい咲く川沿いの教習所のコースで休みの日に友達と野球をして遊んだり、夏は近所の川で釣りや川遊びをしたり、秋は山に登って栗を拾ったり、冬は田んぼに積もった雪の上で雪合戦をしたり雪だるまを作ったり、そんな幼少期を過ごしました。

いわき市 出張撮影

野球が大好きで小学校、中学、高校と野球に打ち込み、高校では部員180名の地元の強豪校で甲子園を目指しました。1年、2年と甲子園に出場しアルプススタンドで応援もしました。あのKKコンビと同学年だったこともあり甲子園で二人を見たときは同級生とは思えないほどの雰囲気を感じました。3年の夏は残念ながら磐城高校に敗れ甲子園に行くことはできませんでしたが、約10年野球をした経験はその後の人生にとても役立っています。

いわき市 出張撮影

振り返ると野球以外にもたくさんの思い出がいっぱいのふるさとが震災にあった2011年。徐々にニュースなどで知らされる東北の様子。尋常ではない状況をようやく把握して、地元にいる知り合いからも情報が入るようになり、津波で家族の写真を流され、大切な思い出の写真を失ってしまったという話しを聞いて、ご家族のために私にできることがあればと思い、千葉の行徳で写真館を営んでいる永井さんと一緒に6月にいわき市を訪問。地元で子供の居場所、遊び場を提供していた企業さんの施設をお借りして写真撮影会を行いました。

いわき市 出張撮影

さらに、8月にはいわき市のホテル正月荘さんが和室を提供してくださり、撮影会を開催しました。正月荘さんには本当に感謝の想いでいっぱいです。その様子を地元の新聞社さんが取材してくれて、同級生から励ましの連絡を頂いたりもしました。

いわき市 出張撮影

月日が過ぎ昨年いわき市で撮影会を行ったところ、参加者の中に正月荘さんで写真を撮らせて頂いたご家族が偶然にもおられて不思議なご縁に喜びと懐かしさを覚えました。

いわき市 出張撮影

いわき市に行った際には避難所も訪問しました。そこでは強く生き抜く地元の人がたくさんおられ、印象的だったのは、「自分たちは強く生き抜いているから大丈夫だよ」という言葉を沢山いただいたことでした。故郷の友人たちも、「心配してくれるのは嬉しいけど、みんな協力しながら元気に過ごしているから、そっちこそあまり考えすぎないようにね」なんて言われて、励ますはずがこちらが逆に元気づけられたのを思い出します。

いわき市 出張撮影

福島での生活はわずか15年。東京での生活の方が断然多いですが、やはりふるさとの思い出を考えるとまだまだ何か貢献したいなぁっていう気持ちが湧いてきます。それもあって一昨年から平野出張写真館の平野さんと一緒に年1か年2で郡山といわき市で撮影会を開催しています。また今年も地元のご家族とお会いできたらなぁと思っています。

いわき市 出張撮影